下り坂克服への道
slope master

インラインの下りは出来なくても下り坂人生は爆走中
完結してませんけど。

危うくインラインが嫌いになりそうな体験をさせられた坂道ですが、その下り方はいくつかあるようです。
靴を脱ぐ、平行する土手を歩くといった方法は別として・・・
 
1)ヒールブレーキを使って、一定速度で下る。
2)Tストップで一定速度で下る。
3)半回転を繰り返してジグザグに下る。(要道幅)
4)スウィズルで足を閉じる際にボーゲンのようにブレーキをかけながら下る。(斜度制限があるかも)
5)パラレルターンを繰り返して下る。(要道幅)
6)ファイト一発、直滑降。(要度胸)

その他の下り方は、随時募集中です。
序章  
 

足が交わるような真似を始めて、なにかとブレーキが気になりだしました。
右足を前に出すことに抵抗を感じているので、右ターンもなんだかぎこちない気も・・・
まぁ下手糞というのが一番の理由だけど(足の長さについては、あえて触れない)。
そろそろブレーキを外すことを考えはじめました。

「そろそろ外しても良いかな・・・」
「いや、まだ坂道を克服してないじゃん」
「でも、ヒールブレーキ克服しても外したら一緒じゃん」
「だって、使ってないのにもったいない


・・と、まるで女の子が初めてピアスの穴でも開けるような感じで
葛藤しておりましたが、先日神田にいった折についに、
ブレーキを外す為のシャフトを買ってまいりました。

※シューズによっては、ブレーキを外すと短いシャフトが必要なものがあります。
シャフトは、ショップで\500でした。


「もう後には退けない。」
「いや、まだ間に合う」
「軸足も意識して左足を使っているが、実は利き足は右かも知れない・・・」
「・・・・」

未知の体験への誘惑はいつでも魅力的です。
それでも、今後の為にヒールブレーキはちゃんと使ってからお別れしよう。
あくまでも女々しい奴です。昔の彼女の写真も隠し持ってるくらいですから。

第一部 ヒールブレーキよさらば
 
天気がはっきりしない週末、遠出ができないこの日にその計画は実行されることになりました。
場所は近場の荒川です。ここには、そこそこの斜度の坂があって目的達成には最適の場所です。

実は、ヒールブレーキは1,2秒減速して良しとしていたので、キチンとしたヒールブレーキは、やったことがありませんでした。
ちょっと試してみると、案の定・・・回転するしスネが辛い。


当然、子供が真似をして坂道にやってきます。
坂道は、加速したら終わりなので最初は低い場所から始めます。

「・・・そうそう、早くならないようにそのまま・・・・」
(あれ?、出来てる)

「そ、それじゃ、もう少し上からやってみようか・・・」
(う・・・)

「・・・一番上からやって見る?(^^;)



おい・・・



おい・・・!



おいっ!(T-T)

薄々気がついてはいましたが、ヒールブレーキは、ちゃんと使っていた子供の方が遥かに上でした。(T-T)
昔っからそうです、基礎を面倒くさがって中途半端に応用をこなそうとする・・・。

さっそく、子供をパイロンで遊ばせてヒールブレーキの練習です。

「じゃ、ここでジグザグの練習してな」
「うん、パパがあっちで練習ね
「・・・うん」
(子供の無邪気な言葉は凶器です)

でも、ブレーキの練習する為には、坂道はよい場所だと思います。
ブレーキングの姿勢を安定して保ち続ける必要がありますし、いちいち加速する手間がいりませんので。

そして練習の結果、坂道をヒールブレーキで下る方法はマスターしました。
誰もみていないので証人はいませんが・・・

とにかく、これで、ヒールブレーキを外す決心はつきました。
でも、坂道攻略も振り出しです。

結論、ヒールブレーキで坂道を下るのは、差程難しくない。
(続く・・・)
  ちなみに、スウィズルの足を閉じる時にスキーのボーゲンのように減速という方法は
当時は加速してしまって無理でしたが、これはアウトエッジ状態で踏ん張ることが
コツのようです。急ブレーキ、急な坂には不適ですが・・・