脱着式インラインシューズ(WBS体験)
思い込みと先走りの人生

先日、CRでインラインをまるで靴のように使いこなしている方にお話し伺いました。
「インラインはいて生活してるんじゃないですか(^^)」
「殆どそんな感じですね」
・・・結構冗談じゃありませんね、

ちなみにインライン履いて洋式トイレに座ると膝の高さに違和感があるくらいですが
和式トイレではバックします。

話がそれましたが、そんな靴感覚に少しでも近づくために脱着が可能なシューズを買うことにしました。
前々から欲しかったのですが、衝動買いにならないかと我慢してたのです。
でもCRに参加するうちにやっぱり身軽にどこでも履きたいという衝動と、もっと普段から滑ることで
「僕も靴感覚まで進化したい」という、道具任せな気持ちが抑えきれなくなりました。

さて、いざ購入となるとRollerBlade社Hypno社が候補にあがります。
前者は「靴」として歩きやすいというのが評判です。
後者はインラインとして滑りやすいのですが歩く姿はガンダムかロボコップという噂。

しかし、下手とはいえ仮にもインライン始めて8ケ月、しかも相手はABEC1、Velocityだってソフトブーツだし
やはり仕事の時間の方が長いので、滑りは二の次で歩く方にウエイトを置くことにしました。

実はこのRollerBlade社のWBSという脱着が可能なシューズは去年で生産を中止して現存する物はお店の在庫のみ
と、かなり選択条件は厳しいのです。
(でも、それがまた私のハートに購買意欲に火をつけたのも事実)

通勤のためには普段スーツでも滑ることができるように黒が欲しいのですが
黒は既にありません。サイズが1cm大きなものにするか、ベージュのものです。
そこで靴に詰め物をしてサイズをあわせるか、色を塗るかを考えると色を塗る方が簡単ですね。
(後で気がつきましたがソフトブーツは足の甲からのホールドも重要ですので、詰め物程度では誤魔化せないものがあります)

そうと決まったら、在庫が残っているうちにベージュのWBSを注文です。
ちなみに、嫁さんには内緒なので届け先は事務所
程なくメールが届いて到着は翌々日とのこと、期待に胸が膨らみます。


当日

宅配業者が来るまでのうちにスプレーを買いにDIYショップへ走ります。
なぜ、こんなに急ぐかというと今週は仕事で展示会に出ているのですが
「WBSなら片づけのどさくさに紛れてビックサイトで滑れるかもしれん」
この企みのためです。


皮用スプレー「黒」合皮にもOK。雨、小キズにも強い。希望通りの品がありました。(^^)

「ピンポーン」
来ました、来ました。
安いと思えた料金を支払って(脱着式は安いものが多いのですが、考えてみれば私が履いている
Velocityの購入金額とあまり変わりません。既に感覚がマヒしてます。)

感動の対面。

おお、rollerbladeの文字が嬉しい。
こんな大きな箱は嬉しい感動は子供の頃のクリスマス以来です。

なかも想像通りベージュです。

え"・・・?










皮ぢゃない(T-T)

目が悪くて思いこみが強い私は、ビジネス用の皮シューズを連想してすっかり皮(もしくは類似の素材)と思っていましたが
ナイロンの様な生地に組み合わせて、ご丁寧にスウェードかセームだかで縫い合わせてあります。
これじゃあ簡単に色が塗れません。

さすが外れる靴、思いっきりはずしました。
そりゃ、雨のことはあまり考えなくっても良かったんだけど・・・
またやっってしまった無駄な買い物。誰か革用スプレーいりません?(T-T)

と、とりあえず、履いてみよう。


やっぱ変。
いくらファッションセンスがなくってアルバムに何年も同じ服で
写っている私でも、これでオフィス街は歩けません。
それなら明るいブラウンのスーツを買うか?
駄目です、歌舞伎町でお仕事をしているワケでもない地味な中年サラリーマンにはキツい仮装です。

いっそスニーカーで通勤するニューヨーカーのように開き直って履くか?
いや、あれは金髪のニューヨーカーだからサマになっているのでしょう。ホストより遠い存在です。
それならいっそ、始めっからインラインを履いた方がマシです。

当初の目的を失い倒れそうになりながらも、とりあえず試走。
プロテクターを取りに戻ると嫁さんにバレるのでプロテクターなしで、ちょっとだけ体験です。


(ここが本題)

初WBSの感じは・・・

確かに歩きやすい。(ってHypnoを実際には履いたことはありませんが)
足首をゆるめているかぎり殆ど靴と変わりないと言えるでしょう。
さて、スケート装着。

あまりに簡単につけられるので、いきなり外れやしないかとちょっと不安です。
でも、多分そういうことはないでしょう。

まさにスニーカーの裏にウイールがついたような感じって、そのまんまです。
逆に足首が固定されていないのって、こんなに不安定なんだ!?
下手なことをすると足首でも痛めそうな、今までになかった不安感があります。
なくなってわかる有り難みとはこのこと。
ソフトブーツとはいえ、専用シューズの安心感がよくわかりました。
スーツ+ノープロテクターのプレッシャーも相まって、まさにへっぴり腰です。
CRでは皆スムーズに滑ってい
たんですけどねぇ。(皆さんお上手な方ばかりでしたから)

こんな状況だったのでまだあまりしっかり滑っていませんが(滑れるのか俺?
初心者のWBS体験はこんな感じでした。

やはり初心者の方には、脱着式よりも滑りが安定した専用シューズや
滑りの方にウエイトを置いたシューズがお薦めかと思われます。

・・・下手なのに靴ばかりが増えてゆきます。



WBSのその後

色を塗る事は可能なようですが、どうしたものかと思いながらも
嫁さんにまだ話していないので家から履くわけには行かず、職場用となっています。
もちろんスーツでない着替えを職場に準備して。(始めっからこうすれば良かった)

とりあえず、お昼のあとやちょっとした買い物に使うことで平日のブランクを少しでも
埋めるように活躍しております。

その後の感想としては、やはりABEC1だと少し重さが感じられますが
これはベアリングを交換すれば問題ないでしょう。
ちなみにヒールブレーキは一体型なので外せません。
このシューズでトリックの練習に力をいれる事もあまりないでしょうが。

足首のホールド感については、紐をきつく締める事でかなり一体感が増しますが
専用シューズには及びません。しかし、そこそこ滑る事には問題はありません。

靴としては他社より快適なようで、違和感があるものの車の運転も可能なようです。

・・・って、生産中止になった靴のレポートを細かくしてもあまり意味ないですね。

でもまぁ、職場に靴をおくのも本当に良いかもしれません。
食後の運動にもってこいですし、職場の誰かを引き込めるかもしれません。
ひょっとしたら「まぁ、○○さんってお上手なのね。よかったら今度公園で
教えてくれませんか?私、お弁当つくっていきますから」
なんてこと、
絶対あるわけありませんが・・・