ウイールの設定


意図的にウイールの接地状態を変えて、曲がりやすくしたり、直進性を高めた設定にすることをロッカリングといいます。

SKATECH
の様なロッカリングに対応したフレームの場合、シャフト受けを反転させるなどの方法でウイールの位置を上下に設定することができます。
内側二輪、または外側二輪のみ調整可能なものから全輪調整可能なものがあります。
フレームが対応しているメリットは、ウイールの減りに応じてその状態を調整することで同じコンディションを維持したままウイールを使え、サイズの異なる手持ちのウイール等も無駄なく使えます。

ロッカリングに対応していないフレームの場合は、径の異なるウイールを装着することでロッカリングを行います。
この場合は、中二輪と外二輪のペアでそれぞれのサイズで4輪ずつ準備します。
ウイールの大きさは直径で2mm〜4mm差が適当だと思います。
径の異なるウイールでロッカリングを行う場合、フレームに装着可能なウイールの径を必ず確認してください。
フレームが短いモデルではウイール同士やフレームの内側に接触して装着できない場合があります。

私の場合、1.5Mのスラロームでは2mm差で滑走しながら減るのを待つのもありですがフリースタイル等で
交換直後から気持ちよく滑る為には4mm差は欲しいので初めについているウイールより4mm大きなウイールを
1セット(4つ)購入して中央の二輪と交換します。



フラット(購入直後や全輪一斉交換後)
インラインスケートを購入した直後は、全てのウイールが均一に接地する状態になっています。
この状態は後述するアンチロッカード同様、直進性が高い設定となっています。
初めてインラインを履く場合は、全然問題ありません。むしろフラフラしなくて良いと思います。
腕前にあわせるようにウイールが勝手に減ってロッカリングが出来上がると思いますから
初めての購入時はわざとローテーションをサボるのも悪くないと私は思いますけど・・・(^^;)

ロッカード

スラロームを行っていると個人差はありますが、このような状態になります。
中央の二輪が接地している状態です。旋回性も高いので、曲がりやすく回りやすい設定です。
普通に滑れる人がスラロームを楽しむ場合、購入直後にウイールを交換するなどしてこの状態にします。


アンチロッカード

中央を浮かせてた、直進性が要求されるスケーティングでの設定です。
スラロームでは殆ど縁がありません。

 

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