ハの字ブレーキ、プルークストップ (英)Beginner's stop |
一番簡単なブレーキです。「プルーク」とはドイツ語で鋤(すき)の形でV字を表現する言葉ということです。 |
スキーでいうプルークボーゲンの要領で、足をハの字にして閉じる動きに抵抗をかけて止まるブレーキです。 両足を接地したまま行うのでヒールブレーキよりも簡単です。ただし制動力は弱いので、急ブレーキには使用できません。 緩やかな坂を下る際の減速にも使えます。 |
基本の動き | ||
スウィズル等で、いったん大きく足を開いた状態で足をハの字にして 閉じてくる足に対して、それを無理やり広げるように力を入れます。 足幅が狭くなると力が入らなくなるので、初めからしっかり力を入れましょう。 力を効率的に使う為にインエッジまたはアウトエッジのどちらかで行います。(下記参照) どちらが自分に向いているかは、両方試してやりやすい方を選択して下さい。 |
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基本のポイント | ||
a)インエッジ
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膝と膝をつける様な感じでシューズを内側に倒して内股に力を入れます。 閉じた膝を押し下げる様に力を入れると楽です。 インエッジなので両足内側(親指側)に重心を集めます。 スキーのプルークボーゲンを行う時と同じ要領ですね。 |
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b)アウトエッジ
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スキーではやらない加重の仕方です。 アウトエッジなので両足外側(小指側)に重心を集めます。 ガニ股で踏ん張りながら閉じようとする足に抵抗をかけます。 両膝が閉じない様に意識して下さい。 私はこちらの方が楽ですね。ガニ股なので。 |
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いや〜ん。上手くできない | ||
減速できない〜
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●速度が早いか、坂がキツイかもしれません。 初めは低速で力のかけ方のコツをつかみましょう。 ●エッジが立っていない。 自分でシューズを傾けているつもりでも、実は傾いていなかったりします。 足の傾きよりも足の裏の重心をしっかり内側(または外側)に集めて下さい。 |
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馴れてきたら・・・ | ||
スウィズルの練習が出来ている人はこのように前後に揺れる事でブレーキ感覚をつかむ事ができます。 前進加速、前進減速、バック、バック減速の全ての動きが集約された練習です。 上体の揺れや加重が将来、ワンコーンや不知火のような技に役立つでしょう。 |
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インエッジもアウトエッジも使える様にしておくと、緩くて長い坂を下る際に疲れた時に切り換えることができて便利です。 |