シザース scissor position |
前後のバランスから左右のバランスへ・・・ |
これまでは足を並行に並べたスケーティングで前後のバランスを中心としたスケーティングでした。 ここからは、足幅を狭くして前後に強く、左右のバランスをとる練習を行います。 なんのことはありません、勢いで滑っている時に足を前後にずらすだけです。 でも私は、はじめの頃はこの姿勢が怖くて仕方ありませんでした。 上手くできたら次はパラレルターンが待っていますよ。(^^) |
基本のポイント | ||
摺り足で慣れる
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これは自宅で十分です。なにかにつかまって摺り足をして足が前後にずれた態勢に慣れます。 このとき、膝がちゃんと曲がっていないと歩幅が小さくしかできません。 できるだけ両足均等に加重して、前足も後ろ足もかるく膝が曲がっている状態を維持して下さい。 特に、前に出ている足の足首の角度が開いているのは真っ直ぐに腰を落とすことができずに 腰が引けた形となりますので、股間を突き出すくらいの感じでもいいでしょう。 とりあえず、前足のつま先が膝で隠れて見えない状態は最低キープです。 それぞれの足を前に出した状態で静止してみてとにかく慣れましょう。 多くの人が右足が軸足なので左足を前に出した状態が得意になる様です。 |
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ある程度の速度で練習
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欲張って横にも前後にもバランスをとろうと、足を横に広げているとうまくいきません。 コマや自転車の原理と一緒で進んでいるときは、自然と横のバランスもとれているはずです。 だから、ここから「狭くても滑らかな場所での練習」というのは難しくなります。 左右の揺れに強くなる為に、ある程度は前後に動く広さが必要だからです。 |
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スウィズルでずらしてみる
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スウィズルで足を閉じる時にちょっとだけでも片足を前にずらしてみて下さい。 少しでもできたらそのまま足をずらした状態で滑る感覚を身につけて行きましょう。 |
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いや〜ん。上手くできない | ||
ずらせない。
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●両足の間隔が広い。 欲張って横にも前後にもバランスをとろうと、足を横に広げているとうまくいきません。 肩幅より少し狭いくらいにすると前後に開きやすくなります。 |
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馴れてきたら・・・ | ||
重心を移動しても慣れる
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両足に均等に加重した状態から、前の足に重心を移した状態で滑ったり後ろの足に重心を 移した状態で滑ったりと、いろいろな状態で慣れましょう。 |
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このスタンスは、段差のショックが片足ずつ別々に来るので歩道の段差を降りるときや荒れた路面を乗り切るときに非常に重宝します。
ついでに網の側溝はこの姿勢で、できるだけ直角に近づく様に角度をつけて斜めに横断するとタイヤが嵌まりません。 |