| フロントクロス フォワードクロス | まずは前進で交差してみましょう。・・・・ 一年目の見直しです。 | 
|  | いよいよもってトリックスラロームらしい技になってまいりました。 一緒に始めた友人と、狭い場所で試行錯誤した技ですが、スポットで教えてもらうと 殆どの方がその日のうちに完成しているようです。(T-T) バックスネークの方が簡単だという人もいますがとりあえずは前進から説明します。 | 
| 練習手順 | ||
| その1 クロスステップ   | まずは、足を交差する姿勢になれて下さい。 草むらや、絨毯の上でも結構ですので、足を交差させながら横歩きをします。 クロスターン(スピードスケートのコーナリングの様な動き)が出来る人なら、ここは飛ばしてもOKです。 馴れたら、滑る場所でも試してみてください。 | |
| その2 直進から足を交差 | 1)スイズルを行いながら、覚悟を決める。(止まりそうなくらいの速度でOK) 2)足を閉じる際に、シザースの状態へ持っていきながら、そのまま足を交差。 3)そのまま足を交差したままの状態で、停止するまで耐える。 初めてのうちは、後ろ足に重心が寄りがちとなり交差がうまくいきません。 十分に両膝を曲げて足に前後差をつけて下さい。 交差が怖い場合は、前傾で前足加重になるくらいで行って下さい。 | |
| その3 目標を置いて交差   | 5円玉でもなんでも良いので、交差してみる。 初めは交差した後に、足を戻せないかもしれませんがとにかく、交差した状態に馴れます。 交差したままで1m以上滑れるようになれば、ほぼ完成です。 | |
| その4 足を戻す  | 交差した姿勢に馴れてきたら、交差をさらに深くするような感じで、踵を突き出すと 爪先がそれぞれ内側を向いて、足は開き始めます。 この時に、両膝が曲がっていないと両足が旋回する前に交差量は限界になっています。 腰を落として膝を曲げてください。 足首の回転性をあげて、アウトエッジに乗る為には外側のくるぶし付近への加重が有利です。 その状態で踵側に加重されていれば、左右のバランスを真ん中に保ったまま足を限界まで 交差させるだけで交差しきった足は、勝手に開き始めますから。 | |
| その5 目標を増やす   | 交差した足を戻せるようになったら、目標の数を次第に増やして練習します。 もしくは、目標を少し大きなものに変えます。 | |
| その6 誘導でイメージ | スポットの誰かにお願いして、ゆっくりと先導してもらい下半身に注目して後を追います。 目前でやってもらえると、まるで自分が同じようなフォームで滑っているようでイメージがつかみやすいと思います。 | |
| 基本のポイント | ||
| いつもアウトエッジ | そんなに極端なアウトエッジになる必要もありませんが、常にアウトエッジです。 交差時にインエッジ、開いたときにインエッジと切り換えていると動きが大きくなります。 クニャクニャ・・・と高速でパイロンを抜ける方の動きは、足を開いた状態でも軽いアウトエッジです。 開いたときもアウトエッジというのは、足の開きすぎも抑えられて一石二鳥です。 特に交差したときのそれぞれの足が、どちらの足も同じくらい斜めなって文字通り旋回していく様子が 美しいなぁ〜と私は思います。スウィズルでやった足首の捻りを意識してみて下さい。 | |
| 視線   | 視線を遠くに置くことで背筋が伸びて加重も均等に近づきます。 大体、2〜3個先のパイロンを見る感じです。 ちなみに通過するパイロンは見るのでなく視界で感じながら通過できるようになるのが良いでしょう。 | |
| 腰の捻り   | Fクロスの場合は正面を向いているのであまり意識しない体の捻り。 実は私のような短足には結構大きなポイントです。 心持ち体をひねることで、太股部分が前後にずれて重なりやすくなるので 交差量が増えて足の旋回も余裕が出来ます。 | |
| 交差量について | 大きな方が、大きなパイロンも越えられて良い・・・というものでもなさそうです。 足の長さにも限界がありますし、それだけ大きなモーションで挙動も大きくなります。 また左右の振幅が大きいと、パイロンの間隔が詰まったときには間に合いません。 太股を重ねるくらいの間隔でちょうど良い気もします。 | |
| いや〜ん。上手くできない | ||
| 足が絡まるんですけど・・・   | 加速の為に思わず、スウィズルの癖が出て左右に大きく足を広げていると思われます。 そのため、足が平行に並ぼうとしてその際に足が絡まってしまいます。   足を広げた状態でもしっかりキープしたシザーススタンスをキープして下さい。 足首と膝の角度が変わらないように足を固めて、交差を繰り返します。  この時に、あまり左右に足を広げると、足は横並びになってしまいます。 | |
| 交差量が小さいんですけど・・・   | ひょっとしたら貴方も私と同じ生粋の日本人体型かもしれませんね。 その場合は上記の腰の捻りを意識的に行って交差量を増やすしかありません。(T-T) 他には膝が伸びていると思われます。 そのために、膝や太股がぶつかってしまうのです。 インラインの基礎の定番ですが、腰の位置を普通の直立姿勢よりも20cmくらい低い位置に保ったまま滑るように意識して下さい。 腰が一定の高さでスーッと水平移動していくようなイメージです。(これで膝と足首の角度が固定されます) そうすることで、地面が近くなり安定して下半身に余裕がでるので足も絡みにくくなります。   | |
| 加重配分 | ||
|  | 前足寄りクロスです。 体重が偏っているので、前足のエッジに対して、後足の倒れ方は極端です。 私の場合、後ろ足を寝かしすぎてよくパイロンを引っかけましたし 軸がぶれた飛燕になります。 でもダイナミックな動きとも呼べます。 先行足を交互に入れ換えるクリスクロスでは、ちと面倒で 利き足の癖が出やすいので左右で極端に動きが変わることも・・・ | |
|  | 均等加重です。 落ち着いた動きですが、安定していて、左右(利き足、逆足)の偏りも少なく クリスクロスも比較的簡単なスタイルです。 先行足と後足の間隔は狭すぎると、フレームや足が絡まり危険ですし 太股がぶつかる為に交差量が少なくなってしまいます。 | |
|  | 後ろ足加重です。 あまりメリットは考えられませんが、初心者のスタイルに この後傾姿勢や後足加重が多く見られます。 アウトエッジや交差に不慣れなうちは一番簡単な気もしますが 御覧の通り、内腿がぶつかりやすいのであまり大きく交差できません。 | |
| 交差した足を戻せるようになったら、高速に行う練習よりもパイロンの間隔を縮めて コンパクトな動きにより、エッジ、膝、足首の角度、重心が中心に集まったクロスの練習で軸を作るのも良いと思います。 | ||