▼オープン2 |
オープンについては先日、Lさんが「いやっ!もうやめてっ!」って程、滑って見せてくれたのですが 私にはあの江戸前の穴子(だったっけ?)のような動きがヒントでした。 前足に重心を預けただけのオープンでは、後ろ足はただの尻尾と変わりません。 あの蛇だか鰻だかのように進む為には、後ろ足にもちゃんと加重出来るスキルが必要だと考えました。 そして、これが出来れば、逆足もマスターできてラウンドターンの逆回転も、少しは安定するのでは? そうすれば飛燕の部品がまたひとつ揃う、さらに背面に加重できるようなれば不知火も近づくかもカモ? それにオープンで前足をあげれば・・・ほら、バックワンフット。夢と想像と憶測は尽きません。 やったことがない横乗り系スポーツスノボの動きにも応用出来そうです。 これが出来たら初めてやるスノボもうまく出来るかも知れません。 「いつから始められたんですか?」 「今日が初めてなんです」 「え〜、ホント!?すっご〜い」 「いや、実はインラインを少々。あなたも如何ですか?」 「教えてくれるんですか?!ええ、是非!私、サンドイッチ作って伺いますから」 ・・・こればっかりや。(^^;) とにかく、夢は広がります。(本当に通用するかどうかは後ほどの検証をお待ちください) というわけで、スノボを初体験するまでにオープンで漕げる様になることを命題としました。 しかしオープンで漕ぐ為には、スネークを想像すればわかる通り、ちゃんと両輪に乗った左右のエッジングが出来ないと無理そうです。 でも、全面背面の大胆な重心移動は慣れないと怖いなぁ・・・というワケで スウィズルで解説したシザース型のスウィズルというか、エッジに乗れないスネークというか・・・の漕ぎ方から習得することにしました。 また楽な道を選んでいます(^^;) |
1)上半身〜膝の動きをマスター
例によって壁をつかって前方、後方に上体を揺らしながら前足後ろ足に重心を移す事になれて下さい。
相撲の四股でも踏むような動きですね。
足の動きは参考までに併記していますが、第一段階では直進のまま体重移動の感覚をつかむくらいで結構です。
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これは前述のオープンの練習を済ませた直後なら時間はかからないと思います。
恥ずかしさにも馴れた頃でしょうから・・・(^^;)
実際、重心移動について話を伺った頃に出来なかった重心移動が、壁使った練習では小一時間かかりませんでした。
2)足の動きをマスター
左右の重心移動になれたら、踵(かかと)の位置を入れ換える練習をします。
(1)の練習でゴリラの様に揺れていると感覚がつかめてくるかと思いますが爪先で誘導するよりも
踵に意識をもってゆき、踵の位置が入れ代わるように足を動かします。
もう少し動きを細かく解説してみますが、ここまでの技術を習得していれば勝手に体が動いてくれるはずです。
運動神経に恵まれた人は、こんな手間をかけなくても漕いじゃうのでしょうけど(T-T)
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図はカエルの様ですが人間の腕を省略したもんだと思ってください。 まずは先行足を遠ざけます。 後ろ足に重心が寄っている時に、膝を少し伸ばすように前足を外へ向かう時のスウィズルの要領で動かします。 感触としては、前足の踵をえぐり出す感じです。(重心の乗っている足は意識しなくても勝手に揃います) 上半身の重心は後足加重、やや背面寄りです。 |
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次に、後ろ足の引き付け動作です。
前足に重心が移ったら、今度は後ろ足の踵を引きつけながら内側にもってゆきます。 やはり踵を突き出す感じです。 上半身の重心は前足ややお腹側です(ラウンドターンの動きに近い) |
・・・この繰り返しです。
まるで尺取り虫みたいな気がしないでもないですけど(^^;)・・・・とりあえず、進みます。
※前足、後ろ足への重心移動が難しいという人は前足に重心を維持したまま、後ろ足で漕ぐと言う手もあります。
この場合、上図では下のイラストがそれに近いイメージです。先行足、前面への重心で踵で漕ぐ感じです。
3)円から直線へ
感触を掴めたら、いったん壁から離れて2〜3m位の円を描く様に揺れながらラウンドターンをしてみて下さい。
できましたか?止まらずに回り続けることができたら、それは間違いなく自走しているという事です。(あえて「漕いでる」とはいいませんが・・・^^;)
次第に回転半径を広げてゆきましょう。(^^) 乱れたら時々壁に戻って重心移動と直進の感覚を再確認するのも良いでしょう。
「O」から次第に「6」や「9」を描くように、そして「b」や「q」に進化させて「−」から「〜」へもってゆきましょう。(図で描けって・・ ^^;)
少々下り気味の場所なら1時間練習すれば、壁から手を離しても進む感じが得られると思います。
ここまでくればスウィズルでも初めは登れなかった坂を登れるように次第に上達してゆくでしょう。
4)尺取り虫からウナギへ
尺取り虫に慣れてきたら、それぞれの足の動きを円弧にしてより大きなアクションに慣れましょう。
勢い良く漕げるようになってくれば、前面、背面への重心移動も慣れてきている頃だとおもいます。
上下の動きやエッジの効かせ方が上達すれば、加速も可能になりオープンスネークも可能に なると思います・・・多分。
パイロンやマークを使ってどんどん練習しながら、本来のオープンでの漕ぎ方に近づきましょう。(私もこれからそうします ^^;)
足のずれを大きくできるようになれば、そのままオープンクロスになると思います。
でも、現時点(3)の動きじゃ、そのままスノボに使えませんね・・・って 計画自体が間違っているという声もありますが。
こんな漕ぎ方で、アップしちゃっていいのかなぁ・・・(・_・;)
2002/12/16補足