不知火(こんなのアップしていいのか!?)


私の思い込みで構成されている部分が多いのでご注意ください。
ご指摘歓迎です。

不知火
常に不安定なバランスのスケーティングをマスターしましょう。

いい加減な動画をとりあえず貼っときます(^^;)
パイロンに対して平行に進んでいくこの技からより不自然なバランスの技へと進んでいきます。
不知火のフルバージョンははろすけスクールにてNARU氏のオリジナルがご覧になれますので
完全にマスターしたい方は、こちらをご覧下さい。

大雑把に言うと、パイロンに対し平行にFクロスとBクロスを交互に繰り返している様に見えますが
それぞれの足が少しずつズレた位相で対照的に、弧を描いてゆきます。

欧州技に似た様な技で、パイロンの上をクロスで通過していくクレイジーという技がありますが
クロスの割合が大きくなっり左右の位相が小さくなったりとさらに手ごわい技です。

ここでは体重移動と足の動きに慣れることを目的としてとりあえず、私の練習方法を書きます。

本来、不知火とは全体の動きを通した技の名前ですがスラの現場では(どこの?)
あまりにも有名な、このゆらゆらした基本動作のことを指すケースもありますので
ここでは不知火といっても基本動作に重点を置いて解説します。
完全な不知火としての
戻りやスイッチは例によってそのうちに・・・(^^;)
基本動作(4つの加重ポイントへそれぞれの動作が滑らかに進行してゆきます)

全体の動きのイメージ

パイロンの間を交互に縫う様に進んでいきます。
それぞれの足が内側への弧を描いているのが特徴です。
crazyの様に軌跡を交差させる必要はありません。

重要なのは次の4ステップの加重です。

 
クロスの繰り返しではマスター出来ないのは4つの体重移動が必要だからです。

右、左、右、左という重心の移動に加えて前後の体重移動が滑らかに進行します。

はじめの頃の練習にはパイロン間隔は短めが良いと思います。
まず、波の振幅と周期を小さくした状態で練習して動きを確認しましょう。

ちなみに私の手抜きで右図では対称な弧で描いていますが、実際は下記の様に
斜めに進んで最初'もしくは最後にクイッっと曲がる軌道で進みます。
 

1)右足加重
右足が前に出る動作です。 (連続動作の場合はこの時点で左足は後ろに下がるのが止まる寸前)

右足の動きは左図の様に左足の前を横切る様な感じで左斜め前に出します。
アウトエッジにしっかり加重しながら・・・

前半はしっかりした加重で前へ進みます。
 

また、それにつられる様に左足を斜め前に進み出します。
左足は進みだしですぐにターンして、さらに左斜め前に進みます。

後半で重心を右足へ移し始め
て、方向を変えます。


上体は前後の中間にとどめる様にしてください。(足を後方から前方へもっていく様な感じです)

 
2)左足加重
左足に加重すると、右足は引きずられる様にバックをはじめますので
今度は、ブランコで戻る時の様に下がりはじめた右足に体重を戻して下さい。

 
3)右足加重
この時の下げ足がキモです。

しっかりアウトエッジを維持して、斜めに足をひいていくいきます。
この時も上体を同じ位置にとどめる様なイメージでまさに足を退くという動きです。

このとき上体が一緒に乗ったまま下がったり、アウトエッジが出来ていないとブレーキが効かずにどんどん下がってしまいます。
そうするとバックでキュッと止まる事が出来ずに、この後再度前に進む為には大きなモーションが必要になります。
っていうか、無理

ちなみにこの右足に引きずられる感じで下がり始める左足は、その時点で旋回させて左斜め後ろへ進めます。
 

右足が上体の真下を通過するあたりから左足への加重が始まります。

そして右足の旋回で爪先が内側に向く姿勢になります。
この旋回の瞬間に 、軽くブレーキがかかり上体の向きが変わります。


不知火の戻りの動きは、このまま右足にしっかり乗って一旦ひいた左足を今度は前に進めます。
ちなみに、この左右の戻りの動き部分を繋いで繰り返すのがタコ足です。

 
4)左足加重

右足が弧を描く直前から左足への加重が始まっています。

下がり始めで旋回を済ませた左足は、斜め後ろにまっすぐに引いていくだけです。
このまま、どんどん加重が増えていくと逆向きの右足が(というかクローズの姿勢で股間が開かなくなり)
ブレーキとなってある時点で下がるのが止まります。


この時、左足に長くしっかり乗る事で左への水平移動の距離を稼げます。

 



右足に加重を戻します。クローズでブレーキがかかるので自然ときっかけはつかめるでしょう。
この時には既に右足は前進を始めています。
この時右足が内側を向いたまま、後退した軌跡と同じかそれより内側へ向かって進むとそれっぽいです。

足首変になりそうですが、ここが我慢のしどころ。

→(1)へ

 
基本のポイント
腰の捻り

くいっ!くいっ!
それぞれの波の上限と下限でクッ!と向きを変えて勢いをつけるのには
この腰の捻りが重要です。
この腰の捻りがきちんと出来れば、それだけで自然と各足の加重がつかめます
おまけに練習するほどウエストのくびれも出来て一石二鳥。


(あどばいすありがと〜)

 
横の勾配を利用

下りの方向 (家の壁でやっているわけでない)
後退から前進への切り替えがはじめはうまくいかないと思いますので
微妙な傾斜を利用します。
勾配がわずかに下っている方に対して垂直に移動します。
私の場合は道路を外側に向かって横に進むのをやりました。

 
初期の練習
振幅、移動量を小さくして練習
この技に限ってはパイロンの間隔が狭い方が初期の感覚が掴みやすかったです。

私・の・ば・あ・い。(^^;)

前後の動き、横の移動も小さいものから一連の動きを体に覚えさせながら
モーションを大きくしていきます。

 
足を潜らせる

 上体を振るのではなく、体重がかかっていない方の足を潜らせるようなイメージかな?  
上体の固定

直線上に上体を留めたまま真横に移動する様にして下さい。(これはcrazyの動きに近いです)
イメージでは前方に位置していたそれぞれの足が体の真下を潜って後方に移動する感じです。
これで振り子の様な動きの感じが掴めないでしょうか?

・・・うまく掴めなきゃ無視して、どんどん先へ行って下さい。(^^;)
 
馴れてきたら・・・ 
モーションを大きくして前後の振幅を大きくしましょう。
これが出来ないと1.5mは出来ませんから。
 
いや〜ん。上手くできない 
下げ足で止まれない〜

上体が下げ足に乗って一緒に下がっていると思われます。(これが一番の原因)
上体は同じ位置に留めたまま後ろへ足を下げます。


しっかりと内側を向けて左足への加重が始まれば足は止まります。
この上体より後方へ先行する足にしっかりと体重を預ける姿勢には、なかなか慣れないでしょうが
振幅を小さくすれば比較的簡単だと思います。

パイロンの間隔が広いと、横移動に気を取られてアウトエッジが不十分になりますので
浅いアウトエッジで良いので浅い弧を描く練習から始めて下さい。

足首をいじめる様なクローズ足の体勢がポイント。

 
オリジナル解析 はろすけスクールのオリジナルバージョンの足運びを図にしてみました。(細部の保証はしません^^;)  
左基本動作
   
Bスイッチ
(左方向のバックから右方向のバックへ)
   
右基本動作
   
ターン
   
Fスイッチ
(左フォアから、右フォアへ)
   
右基本動作
   
Fスイッチ
(右フォアから左フォアへ)

 

 
ターン
   
Bスイッチ
(右フォアから左フォアへ)
   
左基本動作
   
8の字
(連続Bスイッチ)
   
加重や足運び等によっていろんな感覚を身につけて行く事ができる基本技です。
前に後ろに徹底的にやりましょう。