Time

もうおっさんになってずいぶん経ちますがこの歳になってようやく
良書に巡り会って時間の大切さを意識するようになりました。

毎日漁に出かけているのに収穫が減っている漁師に他の漁師が言った
「どうして網をなおさないんだ?」
働き者の漁師は言った。
「俺は、そんなことをしている暇がないほど忙しい、もっともっと魚を獲らなきゃいけないんだ」

なんて話や
ある男は43歳の誕生日に鏡をのぞき込んでこう呟いた。
「ようやく敵にめぐりあえたぞ。そいつは他ならぬこの俺だ」

なんて、数珠玉のような例えが、これまでわかっていたけど流していた自分に
言葉が自分にグサグサ刺さりました。

そんな話を旅行の途中で事務所に立ち寄った兄にしたところ
飛行機内で「Time」(17日公開)の話をしてくれました。

命の時間が通貨の代わりになった世界の話です。
もし、そんな世界なら殆どの人がとても濃い人生を送るのではないのでしょうか?
現実もある意味そうかもしれませんね。
娯楽の時間になるだけかもしれないけど観に行きたいです。

その映画に次のような1シーンがあります
「バスで2時間の距離を移動するのに必要な余命の料金は2時間」

私の場合、不要になった回線を解約に移動する自分が駅までの往復への選択肢は
タクシーなら¥710×2、歩いてなら20分x2、自転車なら7分x2ですが、
それに「爽快な気分」がオマケにつくsk8という選択肢があります。
都内でのちょこちょこした移動ならやはりこれに限ります。

んで、到着。

「JRの電気系統メンテナンスの為、臨時休業」

ああ、電話で解約を申し込んで郵送で処理すれば移動時間ゼロだった。
くそう。このままここでスラでもして帰るか。
意識的にこの選択肢から目を背けていた自分の中に、やはり敵はいます。

 

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